ザックの腰・胸のベルトはしっかり留めましょう

  • 2015.09.12 Saturday
  • 17:10
山の装備で大事なものの一つにザックが挙げられます。
リュックサック、バックパック・・・呼び名はいくつかあり
ますが、ここではザックで統一します。



登山の際、日帰りの山であれば街で使っているものを持って
来る方がいますが、やはり登山用のザックを持ちましょう。
登山用は街用の物に比べ、荷物の収納に適した構造になって
いたり、背負いやすい設計になっていたりして、体への負担が
軽減できます。なので、街用のものを背負っている人は登山用の
ザックを背負っている人より、体への負担が大きく疲れやすい
訳です。山ではそうした疲労やストレスが事故に繋がりやすく
なります。

ベルト
さて、ザックには体とザックを密着させるためのベルトがあります。
一つはウェストベルトやヒップベルトと言って、ザックと腰を
固定するベルトです。ザックの重量を肩一点に集中させない役割
があります。
もう一つはチェストベルトと言って、これは胸のあたりで留める
ベルトのことです。役割としては肩からザックがずれ落ちるのを
防止し体にフィットさせてくれる事。
この2つのベルトがないと、動くたびにザックが振れてしまい
体がバランスをとるのに余計な力を使うことになります。
×よく見るNG例

肩からぶら下げる様に背負っている人はよくいます。
ザックが振り子の役割をしてします。
この辺りは写真や文章では分かりにくい所ですので、
実際に自分のザックを背負いながら、経験者やショップの人に
アドバイスしてもらうとベターです。

容量
ニセコの日帰りの登山であれば20~30Lを目安にしてください。
容量が小さければ軽くて済みますが、レインウェアや秋にフリース
といった防寒着を入れる事を考えると、20~30Lは欲しいですね。
ちなみに背負ってる写真のザックは20Lです。
ショップに行けば店員さんに教えてもらえますし、実際に
背負って自分の体に合っているかどうかも確認できます。
アウトドアの道具は丈夫にできているので、多少高価でも
一度用意すれば長く使えます。
夏山の相棒となれるものをじっくり探してみてくださいね。

登山衣類は合成繊維を(綿はNG)

  • 2015.07.12 Sunday
  • 14:34

繊維の種類(一例です)
●天然繊維
 ・植物繊維 (綿、麻)
 ・動物繊維 (羊毛、アンゴラ、カシミヤ、絹)
●化学繊維
 ・再生繊維 (レーヨン、キュプラ ←植物由来の繊維)
 ・半合成繊維(アセテート、トリアセテート)
 ・合成繊維 (ポリエステル、ナイロン、アクリル)

登山に行く際、衣類の素材にまでこだわってみましょう。
タグを見れば何の素材を使っているのか表示されている
のはみなさんご存じの事と思います。
では、その素材にどんな特徴があるか把握していますか?
今回はその一部についてご紹介します。


植物繊維(綿、麻)
こちらは湿気を吸いやすく乾きにくい繊維。
以前、綿100%のシャツでフィールドワークに出てみた
時に雨に当たり、いつまでもびっしょりの衣類に寒さを
感じた事があります。綿は肌触りが良いですが、体が濡れ
る事を避けたい登山では不向きな素材です。


一昔前、今のように防水透湿素材の雨具や速乾素材の衣類が
普及する前の時代は、たいした雨具もなく綿の衣類を着ての
登山が主流だったと書く本もあります。
そのため、雨天時は登山者が低体温症になり亡くなるケースが
今よりも多かったとも。


動物繊維(羊毛、アンゴラ、カシミヤ、絹)
ウールは吸水性が低く保温効果は高い繊維。
シャツ以外にもインナーや靴下と幅広く使われていて、
合成繊維と違い汗をかいても匂いにくいメリットも。
少々高価なのが気になるかもしれませんが。



再生繊維(レーヨン、キュプラ など)
カタカナ名にひょっとしたら合成繊維かと勘違いしてしまい
そうですが、植物由来の繊維です。吸湿性・吸水性に優れて
いるので、登山時は避けたい素材です。
こちらも、試に再生繊維を使ったインナーを着て登山をした
事がありますが、汗をよく吸い、休憩時や風に当たっている
時に体がよく冷えてしまいました。



合成繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリルなど)
スポーツで使う衣類は大抵これが使われています。
この繊維は湿気を吸いにくく、濡れてもすぐに乾くのが
特徴だからです。体を濡らしたくない登山でも同様の事
が言えますね。


インナーも最近はヒートテックのようなものが各メーカーから販売
されていますが、タグを見ると素材は様々。日常生活ならともかく、
スキーやスノーボード、冬山の時はこちらも合成繊維であることを
確かめたい所。特にインナーは肌に直接触れるものなので、肌触り
を重視してレーヨンやキュプラが使われていたりします。
暖かい機能のほかにも素材チェックは欠かせませんよ。

レインウェアは防水透湿性素材で上下別

  • 2014.10.09 Thursday
  • 09:30

日帰り登山でその日が晴れていればレインウェアを用意しない方、
いらっしゃると思います。
降るか降らないかは天気予報である程度予想はできますが、突発的
かつ局地的に雨雲が発生する日もあります。特に秋は気温が低く、
山頂付近・稜線では風が直接体に当りますので、あっという間に
体温が奪われます。「寒いだけでしょ、ここの山くらいなら頑張って
耐えて急いで下山するからいい」とおっしゃる方もいますが、体温
が低下すると体の動きが悪くなったり、注意力・集中力が低下しや
すくなります。それらの状態は事故・怪我を誘発しやすくなります
ので、根性論は置いておいて論理的に考えを展開してみましょう。


レインウェアで大事なのは内側に湿気を溜めない生地であること。
コンビニエンスストアやホームセンターなどで販売されているレイン
ウェアは、内側の湿気を外に逃がしてくれる機能がないのでこれを
着て動くと蒸れます。蒸れるだけならまだしも、水蒸気が飽和状態に
なれば気体は液体に変化しますので、レインウェアを着ているのに
自分の体が発した水蒸気が原因で衣類ごと濡れてしまいます。
これでは何のために着たのか分かりませんね。
濡れた体で風に当たったり動きを止めたりすると簡単に体が冷えます。


登山用のレインウェアは、雨をしのぐ防水性とウェアの中にこもった
湿気を外に逃がしてくれる生地を使っている事が多いので、そうした
素材のものを選んで着ることをおすすめします。加えて、最近はカラ
フルでおしゃれな配色なもの、ファッション感覚で楽しみながら選べ
るものもたくさん出ていますので、いろいろ探してみましょう。
レインウェアは雨でなくても、風が強く寒い時の防寒対策にも使えます
ので、あると便利で快適なアイテムの一つです。ただ、ポンチョタイプ
のものは、風で巻き上げられてしまい役に立たないケースもあるので、
こちらのようなものを揃えるのがベターですよ。

登山は足元が肝心です

  • 2014.09.27 Saturday
  • 11:23

問合せで多数寄せられるものの一つに足元の装備があります。
「五色温泉周辺の山はスニーカーでも行けますか?」と。
施設としてはスニーカーで行く時のリスクをお伝えし、写真の
ようなハイカット(くるぶしまで保護してくれる)の登山靴を
おすすめしています。
なぜか?
登山靴のソール(靴底)・アッパー(靴底の上部分)は、岩場や
アップダウンのある登山道を歩く上での安全性や歩行性、疲労
軽減を重視して作られているからです。


例えば、こちらのローカットの靴。こちらはそれなりにソール
がしっかりしていますが、アッパーがそれほどハードな作りに
はなっていません。(その分快適性はあります。)
これなら多少のアップダウンのある場所でもちょっと歩く程度
なら問題なく歩けますが、足首まで保護されていないのでハイ
カットに比べてふとした拍子に足を捻りダメージが大きいです。
以前目の前でしっかりした作りだけれども、ローカットの靴で
歩いている人がグキっとやってしまいテーピングを巻いている
姿を見たことがあります。テーピングを持っていて巻き方を習得
していれば対処できるでしょうが、中々この条件を持ち合わせて
いる方はそれほど多くはないのでは。


一番おすすめできないのが、靴底がぺったんこなスニーカー。
各スポーツブランドから街中で履けるようなおしゃれなスニーカー
が出ていますが、どんなに有名なスポーツブランドのものでもタウン
ユースのものを山で使うのは無茶があるかと思います。
それでも行っている人は多数見かけますが、さぞ歩きにくく
疲れる事だろうと思います。行ってはダメとか行けないという話
ではなく、山仕様になっていないものを山で使うのはリスクが
上がるという事です。
登山は歩行の延長上にあるためなのか散歩感覚で入山される方が
多い印象を受けますが、その歩行が山ではメインの運動になります。
歩行不能に陥る=レスキューです。
足元の装備は十分にした方がより快適で安全な登山が楽しめますよ。

それでもスニーカーで行く!やっぱり靴を用意する!
という判断はこのブログを読んでくださったあなたにお任せします。
ちなみに、ショップに行けば日帰り軽登山用の靴(トレッキング
シューズと表現されている事が多いと思います)や縦走など長時間・
長距離、重量のある荷物を背負う時用などと、目的に合わせた靴が
ありますので店員さんに相談すると良いですよ。

以前ごく普通の運動靴でイワオヌプリに行こうとされた登山初級者の
方に上記のような事をお伝えした所、登山から帰ってこられた際に
「行けなくはないけど言われた通りこの靴ではものすごく滑りやすく
足元が不安定でした。そして疲れました。自分の生活で例えるなら、
ランニングシューズでサッカーの試合に出るようなもの。」との感想
を頂きました。
そうサッカーなら、ボールを蹴る事、芝生のピッチを走り回る事を
前提に作られたスパイクがありますね。
山にはそれ用の登山靴がある事をお忘れなく。

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>

Yahoo!天気・災害

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM